口腔筋機能訓練(MFT)
口の周りの筋肉の働きの異常によっておこる不正咬合があります。
この治療のためには装置による機械的な治療だけでなく、舌や口の周りのトレーニングが必要です。
当院の歯科医師、歯科衛生士は、アメリカのZickefoose先生夫妻のセミナー、日本の高橋治、未弥子先生夫妻のセミナーを受講して口腔筋機能訓練に取り組んでいます。
![口呼吸、舌の突出による不正咬合](https://i0.wp.com/yamagata-kyousei.com/siteimg/orthodontics/method02image-02.jpg?w=720&ssl=1)
口腔筋機能訓練による改善例
![口腔筋機能トレーニング前と後の様子](https://i0.wp.com/yamagata-kyousei.com/siteimg/orthodontics/method02image-01.jpg?w=720&ssl=1)
(a・bが訓練前、c・dが訓練後)
この写真は、舌の癖で開咬になっていた患者さんにトレーニングをした後の写真です。
開咬と上顎前突が改善されています。
態癖、習癖の問題
頬つえ、睡眠時の態癖、ショルダーバッグ癖などは歯並びや噛み合わせに大きな役割をはたしています。
歯は数グラムで動きますが、これらの癖の方が数十倍~数百倍の大きさの力として作用しています。
また日常の姿勢が顎の成長に影響していることも知られています。
矯正治療後の安定のためにもこれらの癖をとりのぞくことが重要です。
写真は、寝る姿勢の影響で歯列が変形していることを示しています。
![寝る姿勢の影響で歯列が変形する例](https://i0.wp.com/yamagata-kyousei.com/siteimg/orthodontics/method03image-01.jpg?w=720&ssl=1)